夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃夫の不倫に悩む相談者にとって、夫がおかしくなっている状況には本当に苦しく
辛い日々が続いています
その中で本能的に、ネットサーフィンで様々な情報を得ようとします
目次
探しているものは不倫の解決という概念
そこで、探しているものは
‘不倫の解決‘
という概念です
その解決とは何か
例えば
『解決はどういう状態ですか』
と質問をしたとすると
- 『また夫婦が昔のように仲良くなる事』
- 『夫がまた自分の方を向いていくれる事』
- 『私もいい奥さんになって不倫をやめてもらう事』
的な言葉が返ってきます
皆さん解決されているんですか
また、相談者にいろいろな話をしていると
『皆さん、解決されているんですか』
という質問を受けます
その質問の解決は
- ‘不倫が終っている‘
- ‘夫が戻ってきた‘
- ‘夫婦が仲良く暮らしている‘
的な、状態を指しているのです
解決というのは誰が決めるのかと言えば当事者
しかし、その解決というのは誰が決めるのかと言えば当事者の相談者です
他人が勝手に
‘これが解決‘
なんて決めるものではないのです
では、夫の不倫に戦う私の相談者にとって解決とは何かと聞いても
- 『別に不倫が終っても解決しているという事ではない』
- 『夫が戻ってきてもまたいつやるかと思えば解決とは違う』
- 『私も最初は解決したいと思っていたけど、そもそも解決なんてない』
と答えます
何か問題が片付てもまた次に問題が起こる
そもそも、不倫に限らず夫婦には様々な問題が起こります
仮に何か問題が片付ても、また次に問題が起こるワケです
不倫も同じで、仮にブス女と別れたとしても
- 『本当に別れたのだろうか、全然安心できない』
- 『これで終わるなんて思えない、水面下で続いているはず』
- 『終わっていると思う方がおかしい、また他の女が出てくる』
と、自然に考えるのです
緩んではいけないという学習が働く
要はそのトラブルというか問題を乗り越えたとしても
‘緩んではいけない‘
という学習が働くのです
それを不倫に戦った相談者はわかるので
‘解決‘
という言葉がピンとこないし、そういう概念がないのです
もう無理希望が出ない
それを知って、まだ戦っていない相談者は落胆するかもしれません
- 『えー、解決できないんだ』
- 『だったら離婚しかない』
- 『もう無理、希望が出ない』
と考えてもおかしくありません
しかし、落ち込んでもそれが現実です
その現実をプラスに考えればいいのです
どういうプラスかと言えば、次に来る問題を乗り越える力が付いているのです
片付けたら解決という話ではない
要は一つ何か問題が出れば、それを終わらせたいのは当然です
しかし、それを片付けたら解決という話ではないのです
要は人生は、何らかの宿題の連続なのです
そこから、一つ問題を片付ければ終わりというような解決なんてあり得ないのです
それよりも、その一つ一つに
‘納得‘
をする行動を重ねるだけなのです
THE ENDを求めるのではなくDo my best (ベストを尽くす)
解決という、問題の
‘THE END‘
を求めるのではなく、起こった問題に
‘Do my best (ベストを尽くす)‘
だけなのです
その連続の中で、
『私にはいろいろな問題を対処する力がある、これが人生で一番必要』
とわかるのです
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