ブス女と夫を別れさせたいと弁護士に行く見当違いな自分に気付く

木村泰之のカウンセリング

公開日 2017年5月25日 最終更新日 2021年1月27日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者には何か
自分でできる事はないかと思って、いろいろとネットサーフィンをするわけです
その中で、探偵や弁護士を見つけて、接触する方も少なくありません

そういうパターンでよくあるのが、

『探偵でかなりの高額を使いましたが、それも今一つの結果で不安で、弁護士に
行ったら、もう少し証拠を撮った方がいいけど、そもそも離婚を勧められました』

という、三重苦のような経験です
そもそも夫の不倫は自分は何も悪くないのに、自分が苦しんでさらに協力をもらうべき
専門家に、

‘今一つの結果と離婚

という自分の意志に反する事を平気で勧められているのです

私から言わせれば、多くの探偵や弁護士は

『離婚なんて知ったこっちゃない、お金が入ればいい』

と思って相談にのっています

もちろん、世の中にはしっかりと相談者の気持ちを汲み取ってくれる探偵や弁護士も
います
ただ、ここでしっかりと考えておかなければいけないのは、その専門分野の範囲です

探偵は不定証拠を撮るまで、弁護士は慰謝料請求が入金されるまでです
それ以降の夫婦の話には知恵も経験もないのです

よくあるのが、慰謝料請求が切り札のように考えている相談者がいます

『夫が不倫をやめないのであれば、裁判も考えています』

と、毎日のように聞くフレーズです

つまり、

『裁判をやってもいいの、それでも別れないの?』

と夫に詰めたいのです

それは裁判をやれば別れると、誰に教え込まれたのかそれを信じているのです

私の相談者はカウンセリングで再三そんな事はないと私が説明するので、

‘慰謝料請求の効力‘

をよくわかっています
決して夫とブス女を別れさせる武器でも何でもないのです

そんな事は少し冷静に考えればわかる事です
なぜなら、ブス女はそのまま引き下がるはずがないくらい、夫を引っ張っているわけ
です

例えば意を決してブス女に妻が対決すると

『どうぞ裁判を起こしてください』
『私は構いません、訴えてください』

と言います

それは強がりというよりも、ブス女にとって楽になるからです
弁護士を自分も立てるわけですから、結局は夫とブス女の気色悪い性欲の話がお互い
の弁護士の法律用語満載の書類のやり取りにすり替わるだけです

そのすり替えで相談者が相手にするのは、ブス女ではなく自分の弁護士になるのです

そこに、探偵や弁護士に依頼した後に、私のところに来る相談者が少なくない原因が
あるのです

頼んだものの、何か自分のしたい事に寄り添ってくれないという違和感です

その違和感は、夫婦や不倫という人間的な話の中に、お金や法律の話で何とかしよう
として、そういう知識しか持ち合わせていない専門家に聞いている自分
の勘違いから
くるものなのです

そこに気付く必要があるのです
すべきは自分のプライドを自分の力で取り戻す行動です
何もしないうちに、探偵や弁護士に飛びついてやってもらおうとしている

‘弱い自分、怠けている自分、安易な自分‘

を変えるのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。