夫の不倫を空想イメージから現実に則して捉える自分が自分を救う

不倫は現実を見る事が全て

公開日 2018年7月1日 最終更新日 2021年2月16日

(本日上記動画を更新しました)

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、様々な思いが交錯する
相談者の頭の中には、何をどうしていいのかという整理がつかないままです
その中で整理がつかないという前に、そもそも何が自分を苦しめるのかがわからない
わけです

整理がつかないというのは、苦しめる対象はわかっているけどその取りかかる順番や
タイミングがわからないという状態です
しかし、その手前の苦しめる対象がわからないという状態の相談者が殆どなのです

『夫の事を愛しているから苦しい』
『私が悪いから夫は気持ちが離れていった』
『相手の女性は私よりいい女かも』
『こんな事誰にも話せない、話したら大変な事になる』

など、とにかく夫、自分、ブス女、周りの人間の事をいろいろと考えてしまう中で
ネガな事しか思い浮かばないわけです
そこには何が必要なのか

それは

‘現実に則して考える‘

という事です
夫が不倫をしたという事は事実の一つですが、その先がイメージだったり空想に
とらわれているわけです

そもそも夫の不倫が自分のせいというのは、自分の想像でしかない
相手の女がいい女ではというのも、自分のイメージでしかない
周りに話せないというのも、自分の被害妄想でしかない

そういう想像、イメージ、被害妄想を取り除く作業がまず必要なのです
言い方を換えると、考えるべき対象を取捨選択するという事です
そのためにも、現実を湯煎させる思考にするのです

夫の不倫の原因は夫とブス女の意図が合致しなければあり得ないわけで、それが
相談者が入手するバカ二人のラインやメールのやり取りから見てとれます
花畑にいる二人の不倫は情けないくそガキのようなやり取りです

また、ブス女を直接対決した相談者は

『こんなにバカとは思わなかったです』
『え、こんなおばさんなのと思いました』
『よくこんなのとできるなと正直思いました』

という言葉が出てくる

また、周りに相談しても自分がやるべき事を決めていれば

『あなたの納得するように頑張って』
『私にできる事があれば言って』

と、応援してくれる事を知るのです
それも自分が悪い事をしているわけでもなんでもないという、現実に則している
からこそです

そういう状態になってもらうために、カウンセリングで相談者の思考を空想から
現実に引き戻すのです
それこそが夫の不倫に限らず、人生で一番大事な思考の作業でもあるのです

人間の防衛本能は現実を知ってからこそ働くものなのです
むやみに小さい敵を大きく見て、無駄なエネルギーを使う自分をやめるのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。