〔夫は絶対安全〕というエセ神話を崩した自分が一番安全を作る

夫は絶対安全の神話を崩す

公開日 2018年9月23日 最終更新日 2021年5月3日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者には今までの
人生
では、経験した事のないような苦しみが出るのが夫の不倫です

 

それは昨今の自然災害の警報の

 

`命の危険に及ぼす可能性がある`

 

というような表現でも、言い過ぎではないような感覚です

 

夫絶対神話が自分を邪魔をしている

 

 

なぜそれほど強い衝撃があるのか

 

それは

 

  • 『まさかうちの夫がこんな事をするなんて』
  • 『ウソでしょう、そんな事はあり得ない』
  • 『信じられない、絶対に信じない』

 

という感覚が出るからです

 

その感覚が出るのは、

 

`夫絶対安全神話`

 

があるからです

 

夫の事は好きで、一緒になっているのは誰しも疑いのない事実です

 

その上に

 

  • 『この人なら大丈夫』
  • 『私を幸せにしてくれる』
  • 『何かあっても守ってくれる』

 

という確信があったからです

 

不倫はアホな夫を再度見直す転機

 

 

どう転んでも自分を守る事はあっても、脅かす事はないという意識で結婚している

 

しかし、現実はそうではなくて自分を嫌というほど苦しめている

 

その安全神話がある分、現実とのギャップが激しいのです

 

そのギャップをどう埋めるのか

 

それは

 

`夫を再度見直す`

 

という事に尽きるのです

 

夫を大丈夫な存在、安心をくれる存在にしていたのは随分前の話しです

 

実態は

 

  • 『俺の事をいちいち口出しするな』
  • 『お前には関心も愛情もない』
  • 『早く別れてくれ、お前もこんな男と一緒では嫌だろう』

 

という暴言を吐く夫が現実の夫です

 

それをしっかりと見極める転機にする意識です

 

いつまでも過去の夫と頭の中の世界で暮らしていてはいけない

 

 

いつまでも

 

‘過去のイメージの夫‘

 

 

‘自分の頭の中の世界‘

 

で暮らしていてはいけない

 

それをいつまでもやめない自分は弱い夫よりもさらに弱い妻になってしまう

 

そこに気付けば

 

  • 『私が夫を過信していただけなのですね』
  • 『自分で夫婦にあぐらをかいていました』

 

と、パキッと緩んでいた自分を客観的に表現できる勇気が出るのです

 

夫に不倫してくれてありがとうと言えるくらい強くなる

 

 

人生で結婚や夫をどう捉えるのかなんて、それほど機会があるわけではないからこそ、
しっかり曖昧にしない自分が必要なのです

 

『夫が不倫してくれてありがとうです、こんなにも強い自分を発見できたのですから』

 

という思いが多くの相談者から出てくるのは、本当に自分の人生を見つめ直したから
こそなのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。