不倫脳夫の言いなりの自分にボーッと生きてんじゃねえよという喝

ボーっと生きてんじゃない

公開日 2019年3月14日 最終更新日 2021年2月2日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者に関して言えば
どうしても乗り越えて行かなければいけない事があります
夫の

『もうお前とはムリだから、早く別れてくれ』
『何を言ってもムダだ、諦めてくれ』
『お前もこんな男嫌だろう、もうお前の気持ちが意味がわからない』
『何がどうこうではない、もう決めた事だから』
『俺が決めたらもう変えない事はお前が一番よく知っているだろう』

というアホな言葉に狼狽してしまうのです

その苦しみは誰にも言えないわけですから、どうしても夫にすがる事が先に出てきます
しかし、そもそも夫婦というのは一方的な事を言ったり言われたりする関係ではない
両者の意思で結婚も離婚も成立する事は、誰でもわかっています

その中で身勝手な事を言っている夫に、大きな大きな違和感がなければいけない
またそれを感じていただけでは状況は変わらないわけです
実態を掴む事が先なのです

しかし、その実態もよくわからないままで夫の言いなりになっている相談者も少なく
ないのです

今NHKでチコちゃんに叱られるという番組があります
その番組で5歳のチコちゃんに大人が詰め寄られて、わからない事があると

『ボーッと生きてんじゃねえよ』

という決めゼリフがあります

まさに相談者の状況がそれです
平和ボケに浸かってしまい、夫の不倫に気付かなかったり気付いても何もできない
ままになっている

そこにボーッと生きてんじゃねえよという、喝を入れなければいけないのです
そもそも夫婦の前に、何のための自分の人生なのかという意識がいるのです
夫の不倫は確かに辛い事です

しかし、そうなった事を嘆いているのか自分を変えるのかは大きな差です
そこを大きな自分の成長の転機にした相談者に笑顔が戻るのです
ボーッと生きてんじゃねえよ、という喝を自分自身に入れるのです

私の相談者が強くなっていくと

『私は夫の不倫に感謝しています、だってこんなに自分を強くしてくれたんですから』

という自分でも驚くような言葉が出てくるのです
それは心の底から感じている思いなのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。