陰で不倫する夫を一生涯安心保険にしていた自分の愚かさを戒める

夫を保険にしている

公開日 2019年6月29日 最終更新日 2021年2月11日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の人生の転機
である事は間違いありません
ではどういう転機なのか

そもそも相談者は

『俺はもうお前とはムリだから』
『お前も早く次の人生を考えた方がいい』
『俺とお前はとっくの昔に終わっている』

という夫のアホな言葉に

『私は離婚になってしまうのかもしれない』
『何で私の人生はこんな事になってしまったのか』
『私は幸せになる資格がないのかも』

と、とにかくネガな事しか考えない自分になっています
その自分は常に、

‘人生を夫に預けている‘

という事になるのです

それでは夫が不倫といわず、何かしらおかしくなった時には何もできないという
自分を作っているようなものです
それでいいはずがありません

では、その状況から何をすればいいのか
もちろん夫への依存からの脱却ですが、それを自分の頭の中ではわかっていても
現実はなかなか難しいのです
なぜ難しいのかと言えば、夫婦だけではすぐに夫に引き戻されてしまうからです

その状況からしっかりと夫婦だけでなく、世の中の人の思考を取り入れてもらう
夫婦というか、夫の言葉や会話だけでは全然わからなかった事がわかってくる
その比較こそが、人生に大きな基準を作ります

夫を信じていれば良かった、安心だったというのは妄想です
夫は妻の知らない所でアホな事やバカな事をやるのです
それは、どの夫もそれほど大差はない

しかし、相談者である妻は

『うちの夫は大丈夫、他の男とは違う』
『旦那は私の事だけを見てくれている』
『夫は私をいつも守ってくれる』

という、どこかの

‘一生涯安心保険‘

と同じにしてるのです
そういう保険だって、結局は歳と共に見直しをする事を言ってくる
あれだけ大丈夫と言っても

『新しい特約が出ました』

と、一生涯大丈夫と言っていたのは何だったのとなるのです
世の中何でも絶対はない
それを夫にだけは例外にしている自分の愚かさに気付くのです

そこから人生は常にメンテナンスの連続という事を肝に銘じる転機なのです
何もしないで劣化しない、変化しないものなんてこの世には存在しないのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。