世の中を知れば【普通】とは平穏無事ではなく【日々想定外が起こる事】と知る

事件が起こるのが普通

公開日 2019年10月18日 最終更新日 2023年9月20日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者が心を痛める
一番の状況は何かと言えば、

 

‘人と違うのでは‘

 

という思いです

 

夫の不倫にこんな事が私にも起こるなんてが本音

 

 


要は他のご夫婦にはこんな事は起こっていない、自分だけという感覚です

 

テレビで見る有名人や芸能人の不倫報道にも

 

  • 『こんな事が私にも起こるなんて』
  • 『一般人には起こらない、誰にも分ってもらえない』

 

という特別視をしている自分がいます

 

しかし、そこに陥ってしまいますと何もできないままです

 

 

自分が劣っているという思考しか生まれない

 

 

なぜなら、

 

‘自分が劣っている‘

 

という思考しか生まれないからです

 

なぜ劣っているという思考になるのかといえば、

 

‘仮想の比較を持っている‘

 

からです

 

仮想というのは自分の想像ですから、周りがとにかく幸せに映っているだけです

 

しかし、現実は世の中の多くの人が苦しい思いをしています

 

ただそれを知らないし、知る由もないからです

 

私は普通の生活でいいのにという勘違い

 

 

そういう自分だけ苦しいという特別感が

 

『私は普通の生活でいいのに』

 

という、さらに勘違いを生んでしまいます

 

どういう勘違いかといえば、

 

‘普通は最初からあると思い込んでいる‘

 

という事です

 

自分が普通と思えば普通なだけで、夫婦には普通という基準は最初からないのです

 

確かに夫の不倫は普通ではない

 

しかし、それは夫婦というよりも夫の行動です

 

夫婦が普通かどうかは別物です

 

人間はアホな事をするのが前提だからルールや罰則がある

 

 

夫の悪事を

 

『人間はアホな事をするのが前提、だからルールや罰則がある』

 

と思えば、不倫そのもの人間として想定できる事の一つです

 


しかし、それをうちの夫はあり得ないという除外というか可能性をゼロにしている

 

普通=何も起こらない事ときめつけている

 

 

自分の思考が

 

‘普通=何も起こらない事‘

 

位に、平穏無事なものと決めつけているのです


普通というのは、何も起こらない事ではなくむしろいろいろな事が起こる事です

 

それ位に夫と自分の共同生活では、視野が狭くなっているのです

 

周りばかり幸せに見えたり、普通でいいなんて言ってみたりしているのです

 

夫の言う事や行動だけを見ていてもダメ

 

 

それはまさしく、

 

‘平和ボケ‘

 

の自分でしかない

 

人間の行動や思考はいつ何が起こってもおかしくない

 

それを知るためにも、夫の言う事や行動だけを見ていてもダメです

 

世の中に起こっている現実を知れば

 

  • 『夫の不倫なんて正直珍しい事ではない』
  • 『夫婦の普通は私が作る』

 

という思考に変わるのです

 

不倫から現実逃避する夫より妻が先に現実を認める思考に変える

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。