不倫を繰り返す夫には汚れる部屋と同じで何度でも掃除するだけ

不倫は掃除同様汚れたら綺麗にする

公開日 2017年4月22日 最終更新日 2021年2月19日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の中には
今回の夫の不倫が数回目という方も少なくありません

『実はこれで4回目の不倫です、どうしていいかわかりません』
『数えただけでも7回目で、もっとあると思います』
『知っている限りでは3回目ですけど、それだけではないと思っています』

というように、夫の不倫に根負けている状況が続いているのです
その相談者も今度こそは絶対に許さないという気持ちでカウンセリングに来る
わけです
しかし、心のどこかに

『私が何をしても無駄かも』
『また不倫されるのがオチかも』
『頑張ろうとは思うけど、私では無理かも』

という気持ちがどこかにあります

その気持ちを引きずったままカウンセリングを受けても、正直あまり意味がない

のです
なぜなら、夫の不倫をやめさせたいという事の結論だけ考えているからです

つまり、不倫をやめさる事が出来ていない状況を打開したいわけですが、今まで

の状況を考えると

‘自分より夫が強い‘

という弱者の立場しかないわけです

そこをカウンセリングでは夫の不倫をどうにかするのではなく、

『あんたが何回不倫しようが関係ない、ダメなものはダメと叩くだけ』

と、とにかく根負けしない自分を作ってもらう事を意識してもらいます

結果的には、その方が夫は不倫をやめるというかやめざるを得ない状況を作り

やすいのです
なぜなら、今まで何回も不倫を繰り返している夫は

『どうせしばらくしたら弱って文句も言えない』
『あいつは何にもできない、強がっていても』
『ちょっと芝居したらすぐに信じるからちょろいもんだ』

と思っているから繰り返せるのです

つまり、妻は夫になめられているのです

それをなめられないようにするには、中途半端に許すのではなく徹底的に
どちらかがくたばるまでやる決意で臨む事です

そう言うと

『そんな死ぬまでやらなければいけないんですか』

という方もいますが、そういう人には

『死ぬまで夫婦をやるつもりで結婚していませんか』

と聞くと

『そうですよね、夫婦の問題は死ぬまでやるっていう事ですよね』

と考えを改めます

そして、何度も不倫されても根負けしないでその都度戦うのは、掃除と同じです
部屋が汚れたら掃除するわけで、また汚れるから掃除しても無駄という人はいません
それが人生と思えば、いつなったら夫の不倫が終わるかと考えるよりも、

『次の不倫にはこれまでの不倫とは違う対処をする』

と考えを張り巡らせて、ワクワクするくらいの気持ちでいる自分を作るのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。