〔夫婦の専門外の探偵や弁護士〕に夫婦を助けてという愚かさに気付く

弁護士に夫婦の事を聞いても無駄

公開日 2018年8月25日 最終更新日 2021年5月4日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、どうしても自分には
できる事がないのでは、というあきらめの気持ちが出ているわけです

 

確かに夫の不倫は自分の知らない所で起こっているので、何をどうすればいいのか
わからないのです

 

夫の不倫に何をどうすればいいのかわからないのは当たり前

 

 

漠然と

 

  • 『何とか証拠を撮っておかなければ』
  • 『夫にやめてもらうように言わなければ』
  • 『相手の女にやめてもらうように伝えた方がいいのか』

 

など、何となく考えは浮かびますがそれを実行に移すのかは別の問題です

 

孤独な環境では無力に等しい状態になっているからです

 

しかし、この不倫という誰がどう見てもいいはずがない事を放置する方が苦しい
わけです

 

そこに何をすべきなのか

 

思いついた事を目的が定らないまま探偵や弁護士に接触する

 

 

証拠を撮るとか夫に言うとか、ブス女に伝えるという事は何となく思いつきます
しかし、それは何のためにするのかがはっきりしていないのです

 

思いついた事を目的も定まらないまま、行動に移している方が少なからずいます

 

  • 『探偵に頼んで200万かけて証拠だけは撮りました』
  • 『弁護士に相手の女への慰謝料請求をするよう依頼しました』
  • 『夫には問い詰めたらシラを切って逆ギレされました』

 

とにかく作業的に思いついた事をやったけどその後どうしたらいいのかわからず
相談に来るケースが非常に多いわけです

 

もちろんやらないよりやった方がマシですが、その後どうしていいのかわからない
のであれば、もっと自分が困るのです

 

家が燃えていれば消火活動で不倫も同じで自分ができる事をする

 

 

そもそも夫の不倫に対して、まずは

 

‘自分の思考の整理‘

 

が先です

 

夫婦をどうするかという前に、

 

『ダメな事が起こっている、それをどうにかする事が先で夫婦はその後で考える』

 

という順番です

 

家が燃えていればとにかくウンもスンもなく消火活動が第一優先です

 

燃えているのを傍観する人はいません

 

それと一緒で、何も考えずに証拠を探偵に頼むとか弁護士にブス女に慰謝料請求を
するというのは、消火活動する前に家が燃えた後の保障の問題を話し合っている
ようなものです

 

それよりも、とにかく自分ができる事を先にするのです

 

夫婦だからこそ自分の納得を追う

 

 

探偵に頼む前に自分で証拠を集めるとか、弁護士に依頼してすぐに慰謝料請求する
のではなく、ブス女に自分でケジメをつけるとか人に頼んで遠回りしてしまう事を
避けるのです

 

 

それもこれも

 

‘夫婦だからこそ自分の納得を追う‘

 

という事です

 

自分の納得は自分でしか作れないわけで、それを探偵や弁護士などの取り立てて
夫婦の事に詳しいわけではない専門家に

 

『自分では何もできない』

 

と、お願いしているいびつな自分をやめるのです

 

探偵も弁護士も自分の夫婦を捉えるための手段

 

 

探偵や弁護士は特に夫婦について何かのアドバイスをくれるわけではない

 

単に証拠を撮ったり、苦痛をお金に換えるだけです

 

相談者が必要としているのは、その先にある夫婦をどう捉える自分になるかです

 

それを目的として据えると、探偵も弁護士も自分の夫婦を捉えるための手段に
しかならない事に気付くのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。