公開日 2018年12月25日 最終更新日 2021年12月8日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にお話しする
事は今までの人生についてではなく、これからの人生です
しかし、やもすると相談者は
‘今までの人生について‘
ばかりを話しているのです
どういう事かと言えば、探偵や弁護士との話がまさにそれです
探偵は今までの夫の素行を調べる事が仕事です
弁護士はその証拠を元に、事後の賠償を請求する代理人です
それはまさしく相談者が望んでいる
- 『これから夫との夫婦をどうするのか』
- 『夫と自分はどういう人生を歩んでいくのか』
- 『自分の人生をどう考えて行けばいのか』
という事には何一つ関与しない専門家です
しかし、そこを勘違いして探偵や弁護士に
『私は修復したいのです、どうすればいいのですか』
と訴えかけても、これらの専門家は自分たちの依頼がなくなるのは困るので
『とにかくこの不倫に慰謝料請求できるようにすべきです』
という事だけを強調します
仮に今後の事を言うのであれば
『こんな旦那なら言っちゃあ悪いけどもう離婚した方がいい』
と言うのが関の山です
探偵や弁護士という人種はその程度しか言葉や発想を持ち合わせていない
過去に起こっている事で、飯を食っている人種なのです
そこに気付かなければ、何かを期待して慰謝料請求をする自分になるのです
- 『慰謝料請求をすればこの二人に別れてもらえるのでは』
- 『内容証明を送れば女もビビって反省してくれるのでは』
- 『私が弁護士を立てれば本気と思って、夫も気付くのでは』
と思って、現実は全然違った人のオンパレードです
たんていや弁護士にすれば、そういう相談者はまさしく
‘ネギカモ‘
でしかないのです
『慰謝料請求さえできればこちらの仕事は終わり』
というのが探偵や弁護士の本音です
今後の夫婦をどうにかしたいと言われたら、
『慰謝料請求をして別れるケースは少なくないです』
というのが精一杯です
しかし、そんな事を最後まで見届けている弁護士なんて殆どいません
それは委任を受けたいがための言葉ですし、そもそも夫婦をどうにかするという
専門家でもな何でもないのです
ただ苦痛をお金に換える専門家なのです
そこを間違ってはいけないのです
夫婦の事を考えるという事は、慰謝料請求は手段であって目的でも何でもない
そこに自分が気付かなければいけないのです
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