夫婦も東京オリンピックも今までのエネルギーをドブに捨てて将来に目を向ける

離婚せずに単独で生きる

公開日 2021年4月6日 最終更新日 2021年4月12日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

夫の不倫に悩む相談者に接していますが、それはいろいろなものに似ている構図
があります

 

例えば東京オリンピックに例えると

 

  • 『コロナウイルスを考えると開催は難しい』
  • 『選手の事を考えると開催してもらいたい』
  • 『延期して開催すべき』

 

など、世の中の人の声は様々です

 

しかし、オリンピック委員会は

 

  • 『ここまで来たら、開催しなければいけない』
  • 『莫大なお金がかかっているから、今更中止なんてできない』
  • 『東京で開催する事で、我々も存在感が出る』

 

等と、自分たちの立場から考えます

 

東京オリンピック開催も夫婦を続けるのも同じ理屈

 

 

そうなると、本来は選手のためのオリンピックがメインのスポンサーである米国の
テレビ局のためのモノになり

 

‘本末転倒‘

になっているのです

 

夫婦に例えると、世間から見ると

 

  • 『もう諦めればいいのに』
  • 『今さら何をしてもうまくいかない』
  • 『これ以上続けても無理だろう』

というように見えていますが、妻からすると

 

  • 『ここまできた夫婦を諦めたくない』
  • 『何とか夫婦を続けたい』
  • 『今さら離婚はしたくない』

というような心境です

 

東京オリンピックも夫婦も形だけにとらわれない

 

 

その中で、本来は少し時間をおいて夫婦を考えるべき状況です

 

オリンピックだろうか夫婦だろうが、

 

‘今どうにかしなければいけない事‘

 

というよりも

 

‘時間をかけて考えるべき事‘

 

です

 

オリンピックにつぎ込んできたお金やエネルギーを無駄にしたくないという理屈で

 

『とにかく開催ありき、開催する事で回収できる』

 

と舵を切ると、それ以上にコロナウイルス感染者が増加して余計に様々なロスを生む
事になるのです

 

夫婦も

 

『今までつぎ込んだエネルギ―や人生を無駄にしたくない』

 

とだけ考えてしまうと形だけの夫婦を進めてしまい、不倫の悩みに余計に苦しめられて
しまいます

 

つぎ込んできたエネルギーを無駄にしたくない心理

 

 

オリンピックだろうが夫婦だろうが、今までの経済的な事やエネルギーの損失をなるべく
最小限にしたいという思いは、関わる人間からすると出てきても不思議ではありません

 

しかし、そのまま形だけを進めてしまうと本当の意味での損失が出る

オリンピックで言えば、

 

‘コロナウイルス感染者増加による死者‘

 

ですし、夫婦で言えば

 

‘妻のプライドの喪失‘

 

です

 

その中で、オリンピックも夫婦も一度立ち止まって考える事が大事です

 

今までのお金やエネルギーをドブに捨てて将来に目を向ける勇気

 

 

もちろん今までの投資はドブに捨てる事になる

 

しかし、それ以上にこれからの事に目を向ける勇気です

 

オリンピックもまたいつかできるタイミングはやってくる

 

夫婦も不倫をしっかりと対処した後に、立て直す

 

そういう勇気を持つ宿題が出ているのです

 

それをしっかりとカウンセリングの中でお話しすると

 

『今までの事に固執している自分が自分を苦しめていたのですね』

 

という言葉が出てくるのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。