公開日 2014年12月13日 最終更新日 2021年3月3日
夫婦カウンセラー木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の中には、
‘自分が何とか夫を更生させたい‘
くらいの気持ちでいる方もいます
その思いは決して間違ってはいません
ただ、それを行動にすると必ずしもいい方向にいくとか限りません
なぜなら、更生させるという気持ちは言い方を変えると、
夫に気づいてい欲しい、夫に正気に戻って欲しい
というイメージです
確かにそれはそうですが、それで夫に接すると、あまりにも夫が自分の知っている
夫と違うので
‘何で‘
‘どうして‘
‘教えて‘
という懇願が出てしまうのです
そして、そのうち自分が夫に接すれば接するほど距離を取る夫に失望感や絶望感が
出てしまいます
そのパターンに陥る相談者と数多く接していますから、よくわかります
それでは、夫はいつまでも相談者の思い描く夫にはなりません
それはなぜか
夫から見える相談者が、あまりにも
‘変わらない事‘
‘変わりたくない事‘
に固執しているからです
もちろん、浮気している夫が悪い事は大前提です
しかし、人間の感情としては自分の基準を押し付けられると反発するのは誰も同じです
それは浮気していようがしていまいが理屈は同じです
本来、人は自分についての考えを会話に出すと会話も関係も成立しやすいのです
‘他の人は他の人、私は私ではこう思う‘
とお互いが表現するのです
夫の逆ギレは
‘あなたはこういう事をする人じゃないのに‘
と、決め付けている事から起るのです
もちろん、そう思いたいですし、そうあって欲しいわけですが、現実は夫は間違いを
起こしています
そういう時に言うべき言葉は、
‘あなたもこういう事をするのは失望した‘
という自分の素直な感情です
こうあって欲しいの前に、ショックや痛みを表現する事が、夫婦の仲で必要な最初の
会話です
そこをまだ何も整理できていないうちに、夫を変えようとする言葉は、見当違いなのです
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