公開日 2020年9月16日 最終更新日 2024年2月26日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
夫の不倫に悩む数多くの相談者にアドバイスを送っているわけですが、その中で
信念を持ってお話しする事があります
相談者は夫がおかしな事をしているにもかかわらず、そのおかしい状況には強く
モノが言えない
もしくは言ったとしても跳ね返されています
- 『お前が何を言っても離婚する、もう決めている』
- 『俺の人生には、お前と一緒になった事はもう過去の事』
- 『俺とお前はとっくに終わっている、お前もわかっているだろう』
という言葉に、どうしても今後の事はお先真っ暗という心境になります
目次
不倫が起こる原因とは
ある時夫の不倫が発覚すると、その夫婦の関係性というものは大きく変化します
それまでの夫と合議制で決めていた今までの夫婦では、うまくはいかないのです
話し合って、わかりあっていたはずという夫婦で不倫をされていたのです
つまり裏切られていた、舐められていたという現実があるのです
どこかでは
- 『夫は私の事をわかってくれているし、私も夫をわかっている』
- 『夫の言う事を聞いていれば大丈夫、私はついていくだけ』
- 『何かあっても夫が決めてくれる、私は安泰』
と、心の緩みや平和ボケがあったのです
そうでなければ、夫はこんなバカな事をするわけがないのです
もちろん、妻が先頭に立つという意識を持っている夫婦は多くないわけですから、
自分が夫のフォローに回るのは不思議ではありません
しかし、気づくとそのフォローを通り越して
- 『夫に聞かなければわからない』
- 『夫がノーと言えばノー』
- 『考えが違っても、夫に合わせる方が得策』
というように、気が付けば夫のお伺いを立てるような構図になっていたのです
もちろん、夫婦に問題がなければそれでもかまわないのです
しかし、今は夫がアホになっているどころか舐めているのです
そこに気付かずにいつの間にかブス女と夫と妻という
‘2対1‘
という構図が出来上がっていたのです
夫の不倫にやらなければいけない事
そういう相談者に向けて、私がお話しするのは
‘夫婦の主導権を握る‘
という事です
ただ、私が言う夫婦というのは修復とか仲良くするというイメージとは違います
ではどういう夫婦なのか
それは
‘自分で決める夫婦‘
という事です
不倫している夫は、人生で一番大事にする対象でなくなっているという事です
その夫と夫婦を解消するというのであれば、離婚すればいいのです
しかしすぐに離婚するかと言えばそうでなく、私の相談者の95%は離婚を選びません
という事はこの不倫に対峙して、
『夫婦を続ける、今は離婚しない』
という自分の決めを作ったわけです
その決めを作った元には、
‘夫婦は自分が引っ張る‘
という事を心に誓ったからです
不倫夫と相手のブス女に舐められたらおしまい
それまでの夫婦の修復だの、仲良くだの言っていた自分がいかに甘かったのかを
知ります
とにかく一度アホになっている夫には、妻を見下す事が当たり前になっている
それを払しょくするには、不倫夫に舐められたらおしまいと思って
‘やられたらやり返す、倍返し‘
という、半沢直樹のセリフのような自分で臨まなければいけないのです
その先には
『夫婦を夫になんて任せてはいけない、私が引っ張るだけ』
という信念が生まれるのです
その信念を作ってもらうためにも、
『夫婦の主導権を握る自分が必要ですよ、夫と一緒にではなくあなたが進める
夫婦を作るのですよ』
という事を、相談者に言い続けるのです
独身の時はダメなものはダメだった
しかし、多くの相談者はそれまでの人生をすっかり忘れて夫の言動が基準になって
しまっているのです
夫が右と言えば右で、左と言えば左のような自分がいたのです
そこから、結婚前の自分を思い出してもらうのです
- 『私は独身の時は、ダメなものはダメという性格だった』
- 『結婚する前に、不倫だけは絶対にしないでと言っていた』
- 『今の夫を見て、私の感情が出なければおかしい』
という位に、自分が独身の時の感覚を磨き直すのです
カウンセリングは、あくまでもそのきっかけを作ってもらう場です
日頃私がお会いする相談者は、本当に皆さん実直に生きてきた事がよくわかります
その分、
- 『夫に尽くそう、いい妻でいよう』
- 『夫婦になったら、私が夫を立てる立場』
- 『私は夫の後をついていく』
と、優先順位を下げている自分がいます
理不尽な事をそのままにしてはいけない
そこから、少しずつ自分の思考も変わってきます
- 『私はいつまでも夫の内輪で生きていてはいけない、私が強くなる事が全て』
- 『理不尽な事をされて、そのままにしている自分はいない』
- 『殴られておいて、そのまま被害者の私が放置なんてあり得ない』
と、それまでなかった自分が出てきます
それは、
‘舐める舐められる‘
という表現がピッタリくる事を、心の底から感じているからです
私が相談者とお話ししている中で、都合よく考えている事や現実から目を逸らして
いるような状況を排除する事を常に意識しているのです
夫と相手のブス女に怒りを覚える事が必要
それまでの不倫夫におっかなびっくりで接していた自分から、
- 『私が動かなければ何も変わらない』
- 『私が動かなければ納得がない』
- 『私が動かなければ周りも苦しむ』
という先々の事を考えていくのです
そこから、
『人生で人に怒りを覚えるの始めて、でもそれが必要なんだ』
という、それまで知らなかった自分を肯定するのです
それ位人生では、傷つき傷つける事は避けられないいのです
それも夫婦という関係性で、そういう事が一番発生するのです
それを知ったのが、たまたまこの不倫という捉え方をするのです
そういいう意味でも、夫であろうが他人だろうが
『人間舐められたらおしまい、それを経験しているんだ』
という事を知るのです
親に育ててもらってきたプライドを取り戻す
私がカウンセリングの中でお伝えるのは、そういう相談者の
‘プライドの回復‘
が一番大事という事です
それを軸に考えると、夫婦を不倫脳夫主導で進んでいたら
‘背筋が凍る思い‘
になるのです
何のために結婚したのかとか、もっと言えば何のために生まれてきたのかと
いう位に自分を考えるのです
夫婦は、自分が大人になってからの関係でしかないのです
そこに、一番必要な事は夫のアホな愛情を取り戻す事ではなく
『私が親に育ててもらってきたプライドを取り戻す』
という事に尽きるのです
自分一人では麻痺してわかっていたなかったその現実を、カウンセリングの中で
しっかり捉えてもらうのです
夫婦であっても、いや夫婦だからこそちょっと緩めば舐めて舐められるという事を
知れば
『私が絶対に気を緩めてはいけない、死ぬまでそれを忘れてはいけない』
という処世術を身に付けるのです
不倫にやり返す具体的対処法
理不尽極まりない夫の不倫に、妻としてはどういう対処があるのか解説します
慰謝料請求をする
もちろんいろいろな方法や考え方がありますが、まずは一般的には
‘慰謝料請求‘
の行使です
これは不貞を行っている夫とブス女に対し、精神的苦痛の代償としてお金を払わせる
という民法で決められている妻の権利です
ただし、これをやるには準備や条件が必要です
また、それらが整ったとして夫とブス女両方に請求するのか離婚もセットにするのか
とか、弁護士を使うのか使わないのかというような事も考える必要があります
1.不貞証拠を確保する
まずは、この不倫を証明する証拠をあっくほする必要があります
例えばラブホテルの出入りの写真とか、裸で抱き合っている写真やカーセックスの
音声や、夫がブス女の名前や不貞期間などを記載した念書などはかなり有効な証拠
になります
逆に言えば、LINEの親密な会話やカバンから出てきたコンドームや手紙やプレゼント
等位では、正直不貞の証拠としては弱いという判断がされます
証拠が不完全であれば、夫の持ち物のチェックやGPやレコーダー等を使って地道に
集める事が必要です
また、どうしても難しいという場合は探偵を使う事もあります
しかし、この探偵業界もピンキリです
正直焦って依頼してしまうとまさに
‘ネギかも‘
になってしまい、数百万円を払ってしまってもまだしっかりとした証拠が撮れない
というか、撮らない探偵もあります
言うなれば
‘ボッタくり`
もありますので、その選定には注意や知識が必要です
探偵も、ここという時にピンポイントで使うようにしなけれないけません
カウンセリングの中では、相談者が自分で証拠を掴む方法や探偵の紹介も行っています
*探偵の紹介は継続的にカウンセリングを受けいている方に行っています
2.弁護士を使う使わないメリットデメリット
不貞証拠が確保できれば、慰謝料請求の条件はそろった事になります
請求には、大きく分けて弁護士を使う場合と自分で行うパターンがあります
弁護士を使うメリットは法律に詳しくなくても、依頼すれば事が進みますしある程度
安心感が出てきます
自分では請求自体がよくわからなくても代理人の弁護士がほぼやるわけですから、
お任せコースになるわけです
デメリットは、まずは高額な弁護士費用です
日本の不貞の慰謝料請求の金額は300万円~500万円位がいわゆる相場ですが、
実際に取れる金額は100万円~200万円位です
そこに支払う弁護士費用は着手金と成功報酬と事務手数料ですが、合わせると
取れた慰謝料や弁護士の設定にもよりますが、50万円~70万位になります
そうなると、差し引き残るお金はかなり少なくなります
また、弁護士との相性も大きなハードルです
弁護士は基本的には離婚してもらいたいのです
なぜなら、その方が慰謝料が増えるので成功報酬ガ多くなるからです
そういう弁護士の心理が、依頼後に色濃く出て相談者の意思とは相反するケース
は多いのです
また、現在は弁護士の数が増えているので、実入りの低い不貞の案件は大きな事務所
に依頼すると、経験の浅い弁護士を充てがちです
そうなると、未婚でかつ相談者の気持ちを十分汲み取る年齢ではない弁護士になると
話をする事自体が、苦痛になる事も出てきます
では、自分で請求を行う場合のメリットは何かと言いますと、まずは弁護士費用が
かからないという事です
また自由度が違いますので、例えばブス女に直接対決して払わせるケースでも慰謝料
の金額も自分で決める事が出来ます
私の相談者でも、300万円~600万円はらわせている方は少なくありません
そして自分でブス女の顔や声や態度を見るわけですから、それまでのイメージでは
なく、現実のブス女を捉える事で
『こんなブスだったんだ、本当にがっかりな女』
『正直夫がこんな女に入れ込んでいたかと思うと、残念な男』
という思いを強くします
それが一番相談者を強くする瞬間です
弁護士に依頼していればそれはできない事ですから、自分で請求した方は
『自分でやらなければわからなかった、やって良かった』
という言葉が出てきます
逆にデメリットとしては、法律に詳しくない事での不安です
『どこまで相手のブス女に言っていいのか、なにをやったらまずいのか』
『何を準備すればいいのか』
『もし相手が反撃してきたらどうすればいいのか』
というような事が思い浮かびます
そういう不安をカウンセリングの中で、シミュレーションやロープレをして払拭
してもらいます
ブス女に対していつどこでどのように何を言うかという事を、しっかりと覚えて
もらいます
それを行う事で、
『聞いてきたので、しっかりブス女が言ってきた事に返せた』
『ブス女に驚くことなく対処できた』
『こんな事いうのかという想定外はなかった』
という先読みしてもらって、デメリットを最小限にするのです
慰謝料請求以外の対処
慰謝料請求をしたとしても、それで妻としての納得があるかと言えばそうでは
ありません
やはり水面下で続く事もあれば、他のブス女と不倫が再発する事もあります
そう考えると、しっかりとできる事は全てやる必要があります
例えばブス女の夫や家族にもこの実態を伝える事で、ストッパーになってもらう
事もあります
また社内不倫であれば職場に状況を伝えて、左遷や降格をしてもらうという事も
現実的にやる相談者もいます
また子供にも不倫実態を伝えて、父親への見方を家族で変えていく事も少なくない
わけです
慰謝料請求だけでは納得いかないのは、そういう実態を自分の胸の内にだけできない
からこそです
こういう行動についても、カウンセリングの中でシミュレーションをして相談者には
イメージを掴んでもらうのです
夫婦を見直す
このような夫の不倫の理不尽に、妻としてはやり返す行動をやらないわけには
いかないわけです
そのアクションと共に、夫婦の見直しも必要です
その先には離婚も考える方もいますが、少し時間をおいて考えるべきです
なぜなら、離婚には必ず条件が付いてきます
離婚には親権や養育費や財産分与など、様々な権利の主張があります
それもタイミングやその時の環境も影響しますので、じっくりと離婚については
考える方が、納得いくはずです
その間に、夫のアホさバカさをしっかりと見抜くのです
もし今後離婚したとしても、その夫を見る目が必ず活きます
それまでの
‘夫への過信‘
‘夫への美化‘
‘夫への依存‘
等を、しっかりと払拭する転機にするのです
まとめ
夫に不倫された妻としては、最初は自信もプライドも失ってしまっている状況
が続きます
しかし、そこからこの理不尽にやり返す意思を持ってもらう事が大事です
何をすればいいかは、カウンセリングの中でしっかりとアドバイスしますので
自分の手で失ったものを取り戻すだけではなく、今までに無かった強さを身に
付けてもらうのです
You Tubeでの解説もありますので、併せてご覧ください。
勇気を持って、まずは無料電話・メールでご相談ください
無料相談専用電話
15分ですが、真剣にお伺いします
090-5515-8337
日月火水木金土10時~18時
カウンセリング中でつながらない時があります。
申し訳ございませんが、時間を置いてかけなおしてください
無料メール相談
できれば、状況を詳しく入れてください、2日以内に返信します
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